自閉スペクトラム症を正しく理解し、全ての子どもが生きやすい社会を目指して
新しい発達障害治療プロジェクト「ACAT」で発達障害の生きづらさを理解する
これまで「自閉症」や「広汎性発達障害」、「アスペルガー症候群」などそれぞれの名称で呼ばれていた発達障害の疾患を、まとめて「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:ASD)」と表現するようになりました。「対人関係の困難さ」という、人付き合いが苦手だったり、コミュニケーションを取ることが難しかったりする特徴や、「限定的・反復的行動」という、こだわりが強く一つのものに執着したり同じことを繰り返したりする特徴があります。
診断がつかないまま大人になることで、周囲の配慮もないまま根性でがむしゃらに頑張ってきて、人生に傷ついている人がたくさんいます。差別されることが怖くて発達障害とはいえずに普通の人として頑張って毎日乗り切り、疲れ果てて過剰適応している、本当につらい生活を送っている人もいます。
もちろん、診断されることがすべてではありません。しかし、正しいプロセスで診断することで“ホッとする”人が多いのも事実です。「発達障害特性」と「障害」は別です。正しく「発達の特性」を理解し、生活上で起きる「障害」を取り除くことで、幸福な生活を送っている発達障害の人はたくさんいます。私たちは、このように診断の価値を最大限に高める治療プロジェクト、ACAT(Aware and Care for my Autistic Traits)を立ち上げました。「あなたの発達障害について調べ、気づいて、ケアしていこう!社会からケアもしてもらおう!」という、診断によって得られた「発達障害」についてじっくり話し合い理解を深めていく新しい発達障害の治療プロジェクトです。
