来る未曽有の災害に備えた災害治療研究の推進
地球温暖化を背景に台風の巨大化と激増が懸念されています。こうした中、令和元年(2019年)秋に台風15号、19号による暴風雨や、発達した低気圧に伴う豪雨が千葉県を襲い、社会インフラを人々の健康に甚大な被害をもたらしました。そして、長期化・慢性化する健康被害にいまだ多くの住民が苦しんでいる状況です。私たちは、将来必ず直面する災害惨禍に備えるべく、「災害治療学」を推進し、千葉大学の医学・薬学・看護学をはじめとする研究基盤と、真菌医学研究センターや治療学AI研究センターなどの特色ある研究の強みを結集し、地域社会における災害治療に関する最先端の研究を推進致します。