10,000,000円
本基金へのご寄付には、税法上の優遇措置が適用されます。個人では(所得控除) / 法人では(全額が損金算入)
医療の進歩は絶えず、日々新しい治療法や技術が生まれています。しかしながら、高度専門医療機関は都市部に集中し、特に都市部から離れた地域においては、最新の医療へのアクセスが課題となっております。加えて、高齢化や核家族化の進行に伴い、特に高齢や体の不自由な方々が、都市部の専門医療機関にアクセスすることは一層困難になっています。
私たちは、これらの課題を解決すべく、地域医療機関と大学病院を繋ぐオンラインコンサルテーションシステムの開発・運営に尽力しています。このシステムを通じて、地域医療機関の医師は大学病院の専門家の意見やアドバイスをリアルタイムで受け取ることができます。
特筆すべきは、地域の医療機関で診断・治療に難渋する症例を持つ先生や患者さんは、このシステムを無料で使用することができる点です。その結果、患者さんは自身の住む地域近くで、最先端の医療サービスを受けられるようになります。
しかし、このシステムを維持し、最先端の医療を地域へ届け続けるためには、継続的な資金が不可欠です。実は、このシステムの開発・運営は、皆様からの寄付が主要な支えとなっています。さらに、大学病院の専門医は、地域の医療支援のため対価を得ずにコンサルテーションを実施しています。皆様の寄付は、システムの運営や新機能の開発に活用されます。
お力添えを、心よりお願い申し上げます。
千葉大学大学院医学研究院講師
小笠原 定久
「自施設のみで診療を完結することが困難な症例」に関して、地域医療機関と高度先進医療機関との間で医師同士の オンラインでコンサルテーションを行い、治療方針の決定へと導くシステムです。
オンライン面談で医師同士の直接の相談を行いながら、血液データやCT ・MRI画像などを共有することができます。
本システムを使用いただくことで、患者さんの遠方の医療機関へ移動・直接の紹介受診を伴うことなく、地元医療機関で相談結果をもとに診療方針を決定/継続できることは大きなメリットとなる考えられます。
患者さんに同意をいただいてコンサルテーションを行うこと、コンサルテーションは無料で実施することなどが重要な特徴となっています。
迫り来る将来に向けて「地域医療現場が直面する課題」の解消が必要
日常臨床においてしばしば遭遇する「診療に難渋する症例」を地域医療機関の医師が高度先進医療機関の医師からコンサルテーションを受けられるシステム/スキームを構築/提供できれば、課題解消に寄与するのではないか?
適切なタイミングで高度先進医療機関の受診ができず最適な治療の機会を逸する。
地域医療機関と高度先進医療機関との間で取り交わす「診療情報提供書」だけでは、真の意図が伝わりづらい。
本スキーム実現で恩恵を享受できる方 = 高度先進医療機関/地域医療機関の医師、患者さん
多くの患者さんを担当されているかかりつけ医療機関では、「自施設のみで診療を完結することが困難な症例」に出会うことは少なくありません。
我々が開発したオンラインコンサルテーションシステムでは、かかりつけ医の先生より高度医療機関の専門医に対しコンサルテーションを行うことが可能となりました。
患者さんが、自身の住む地域近くで最先端の医療サービスを受けられることは大きなメリットとなります。我々は、本システムを用いて地域の医療へ貢献していきたいと考えています。
千葉大みらい医療基金では、寄付をする際に寄付金の活用先を任意の領域や研究に指定することができます。この研究をご支援頂けます場合は、「医師間オンラインコンサルテーションシステム」とご指定ください。