千葉大みらい医療基金

川崎病研究プロジェクト小児病態学
子どもたちが川崎病で苦しむことのない未来を目指して川崎病を「必ず治る病気」にするために

濱田 洋通

研究開発代表者

千葉大学病院小児科 科長
大学院医学研究医院 小児病態学 教授
濱田 洋通

支援プロジェクト目標金額

27,000,000

目標金額に達しました。
ご協力いただき誠にありがとうございます。

ご寄付の特典
本プロジェクトへのご寄付には千葉大みらい医療基金の寄付特典が適用されます。

寄付をする

本基金へのご寄付には、税法上の優遇措置が適用されます。個人では(所得控除) / 法人では(全額が損金算入)

小さな子どもの血管の炎症の病気である川崎病の治療法開発に向けてシクロスポリンAという免疫抑制剤を用いた併用強化療法について治療研究をしております。現在、より適切な治療法選択基準の作成や重症患者様への効果を調べるための新たな研究を計画しております。皆様の温かいご支援を活用し、1日でも早く子ども達が川崎病で苦しむ事のない未来を実現出来るよう尽力致します。ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

川崎病とは

日本では、1年間に1万5千人くらいのお子さんが発病しています

川崎病は、1歳から4歳のお子様に好発する発熱性の疾患であり、少子化にもかかわらず年間15,000人以上が罹患し過去最高を更新しています。後天性の心臓疾患の原因となるため、早期に適切な治療が必要です。現在は主に免疫グロブリン点滴静注療法(IVIG)という治療が標準で、多くの患者様を治療する事が出来ますが、約20%の人は治療の効果がなく、心臓の冠動脈に障害が残ることがあり定期的な通院が必要になります。私たちの研究では、子ども達の未来の可能性を狭めないよう100%の治療を目指した治療を目指しております。

症状

これまでの研究でわかったこと

標準的な治療が効かない患者様を治療するため、これまでシクロスポリンAという免疫の機能を調整する薬の川崎病に対する治療効果について検討を行い、保険適応を取得しました。これまでの研究で川崎病にかかりやすい遺伝子変異を複数発見し、そのうち2遺伝子はシクロスポリンAがストップする熱性物質産生経路に関係していることがわかりました(下図)。vシクロスポリンAはこの遺伝子変異のあるお子さんには特に有効と考えられたのです。

今回実施する研究

標準的なIVIG療法が効かないと予測される患者様に、シクロスポリンA治療が適している基準を明らかにすること、遺伝子変異の型によってシクロスポリンA強化療法が冠動脈瘤の抑制により効果があるかどうかを調べます。

冠動脈瘤とは?

冠動脈に炎症が起きて血管の壁が弱くなり膨らんで瘤のようになる症状です。川崎病に合併した場合、生涯にわたって通院が必要となり、日常生活や社会生活に影響を及ぼすこともあります。

薬の効かない川崎病患者様にも効果のある薬の研究の為に私たちは全力を尽くします。ご協力をお願いいたします。

研究の概要に関するお問い合わせ

小児科医局直通:043-226-2144(平日9:00~16:00)
メールアドレス:a-kawakami@chiba-u.jp(件名:川崎病研究プロジェクト)

このプロジェクトを支援する方法

このプロジェクトをご支援頂けます場合は、お申し込み時に「川崎病研究プロジェクト」とお申込フォームまたは専用払込用紙にご入力・ご記入ください。

ページの先頭へ